数理情報第3研輪講

日時
2012年5月9日(水), 15:00〜17:00.
場所
東京大学 工学部6号館 238号室.
講演者
渚 有瓶 (M1)
題目
異方性導電性接着剤を用いた36チャネル同時独立発光基板の製作
概要

近年、半導体リソグラフィなどの微細加工技術を用いて製作された微小な構造体であるMEMSの発展に伴い、Lab On ChipやμTotal Analysis Systemといったマイクロ化学分析システムによる研究が大きく発展している。これらのマイクロ化学分析システムはひとつの小さなチップ上で様々な化学反応を可能にするため、従来の試験方法に比べ、試薬や廃液の量を大きく低減することができる。 このような小さな系で行われる化学反応の検出には化学センサが有効であり、また、高解像度、リアルタイムでの測定等の機能を備えた高性能な化学センサの需要は高まっている。 本研究ではウエットエッチング、異方性導電性接着剤を用いて発光素子を高密度に集積化した発光基板を製作し、LAPS(Light Addressable Potentiometric Sensor)という半導体化学センサと組み合わせることによってより高解像度な化学センサの開発を目指した。

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