数理情報第3研輪講

日時
2010年12月22日(水), 13:00〜15:00.
場所
東京大学 工学部6号館 235号室.
講演者
宮武 勇登 (M1)
題目
Ostrovsky方程式に対する構造保存型スキーム
概要

Ostrovsky方程式はCoriolis力の影響下での重力波の伝搬を記述する偏微分方程式である.Ostrovsky方程式はノルムとエネルギーに相当する保存量を持つことが知られているが,保存スキーム導出にあたり,ポテンシャル項の影響で既存の離散変分法および離散偏導関数法の枠外であった.
本発表ではその問題点の解決法の一つを示し,保存差分スキームおよび保存 Galerkin(有限要素)スキームを導出する.なお保存差分スキームに関してはその問題点を解決した先行研究[1]があるが,今回導出するスキームの方がより滑らかな数値解が得られることを数値的に検証する.加えてOstrovsky方程式がmulti-symplectic構造を持つことを指摘し,multi-symplectic構造を再現するスキームもあわせて紹介する.

参考文献

T.Yaguchi, T.Matsuo and M.Sugihara, Conservative numerical schemes for the Ostrovsky equation, J. Comput. Appl. Math., 234 (2010), 1036-1048.

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