the Strang splittingに用いられる歪対称行列の保存量

担当:石川一征

題目:the Strang splittingに用いられる歪対称行列の保存量

概要:
前回の輪講で紹介した移流拡散方程式を解くにあたって用いた方法であるthe Strang splittingでは歪対称行列が関係する手法であった。この歪対称性に注目して保存量が0になる行列を探す事が目的(保存量が0になると物理学的に安定して良い性質とされる)となるがthe Strang splittingのやり方では境界条件の部分の文字設定により普通のやり方では上手くいかない事が分かる。今回の発表では保存量の説明と離散保存性の例を示し、次にそれと同じことをthe Strang splittingに適用した時の詳細について述べるという流れとなる。

参考文献:
[1]IMA Journal of Numerical Analysis(2014)34,435-451 doi:10.1093/imanum/drt013 Advance Access publication on June 30,2013 On skew-symmetric differentiation matrices ,Arieh Iserles
[2]Structure−Preserving Numerical Methods for Differential Equations Takayasu Matsuo * Yuto Miyatake * * Graduate School of Information Science and Technology, The University of Tokyo,150-160